【プロ野球】高木豊のセ・リーグ順位予想は巨人、古巣のDeNAがBクラス 「苦しいスタートになりそう」 (3ページ目)
【5位予想:DeNA】
――昨年2位、古巣のDeNAは5位と予想されました。
高木 アンドレ・ジャクソンとアンソニー・ケイ、トレバー・バウアーが抜けましたが、この3人で400イニング以上投げていたんですよ。ジョン・デュプランティエが加入しましたが、竹田祐がどこまで投げられるかわかりませんし、先発ピッチャー陣が苦しいです。計算できるピッチャーの枚数が足りていないので、ケガでのさらなる離脱も心配しなければいけませんね。
先ほど、「中日は必死にならざるを得ない選手が多い」と話しましたが、DeNAは長期契約をしていたり、比較的安心してしまっている選手が多い印象です。他チームから来た選手がレギュラーの選手たちを脅かしているわけでもないですし、自分のポジションを必死に守る選手も多くない。チーム内に危機感や緊張感があればそれが強さになったりするのですが、それがないんです。
ただ、今年は梶原昂希のバッティングがいい時の状態に戻りつつありますし、蝦名達夫や石上泰輝、新外国人のクーパー・ヒュンメルあたりが打ってピッチャー陣をカバーしていければ面白くなると思います。
【6位予想:ヤクルト】
――村上宗隆選手が抜けたヤクルトは、やはり厳しい?
高木 村上が抜けたのは大きいのですが、奥川恭伸や吉村貢司郎、山野太一、ナッシュ・ウォルターズら、先発ピッチャー陣は例年になくいいかもしれません。ただ、点が取れるのかどうかですね。ドミンゴ・サンタナ、ホセ・オスナのほかは、クリーンナップをまかせられるバッターが見当たらず、かなり苦しいです。
近年、成績が振るわない山田哲人は故障で離脱中で、野手のリーダーがいません。ある程度計算できるのが長岡秀樹くらいですし、期待していたルーキーの松下歩叶(1位/法政大)は故障で二軍調整中。伊藤琉偉あたりが定着すればいいのですが、いずれにせよ野手の選手層が薄いです。新戦力が彗星のごとく現れる、といったことに期待するしかない状況ですね。
【プロフィール】
高木豊(たかぎ・ゆたか)
1958年10月22日、山口県生まれ。1980年のドラフト3位で中央大学から横浜大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)に入団。二塁手のスタメンを勝ち取り、加藤博一、屋鋪要とともに「スーパーカートリオ」として活躍。ベストナイン3回、盗塁王1回など、数々のタイトルを受賞した。通算打率.297、1716安打、321盗塁といった記録を残して1994年に現役を引退。2004年にはアテネ五輪に臨む日本代表の守備・走塁コーチ、DeNAのヘッドコーチを2012年から2年務めるなど指導者としても活躍。そのほか、野球解説やタレントなど幅広く活動し、2018年に開設したYouTubeチャンネルも人気を博している。
著者プロフィール
浜田哲男 (はまだ・てつお)
千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界でのマーケティングプランナー・ライター業を経て独立。『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ系メディアで企画・編集・執筆に携わる。『Sportiva(スポルティーバ)』で「野球人生を変えた名将の言動」を連載中。『カレーの世界史』(SBビジュアル新書)など幅広いジャンルでの編集協力も多数。
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