【WBC 2026】窮地の侍ジャパン救援陣の救世主となるか 「大谷2世」と呼ばれた男がプロ12年目で世界の舞台に (4ページ目)
平良は昨季31セーブでパ・リーグのセーブ王に輝き、石井は昨季53試合に登板して失点はわずか「1」で、防御率「0.17」と驚異的な数字を残していた。
はたして、松本はどんな局面で起用されるのか。ソフトバンクでは役割がはっきりしている分、ブルペンでの準備に負荷がかからないよう考慮されているが、WBCではそうはいかないかもしれない。
「でも、もともといろいろな役割を担っていましたから。経験があるので」
野球との出合いは4歳だった。兄が所属していたチームの練習に顔を出すようになり、小学校入学と同時に正式入部した。
「小学2年生の頃には、もうピッチャーをやっていました。自分から希望したわけじゃなかったけど、気づいたらピッチャーでした」
憧れのヒーローは松坂大輔だった。マウンドに立つ時は、松坂モデルのグラブをはめていた。松坂は2006年の第1回、2009年の第2回WBCでいずれも侍ジャパンの優勝に貢献してMVPに輝いている。
第1回WBCの時、松本は小学3年生で、第2回の連覇時は小学校を卒業したばかりだった。
「ただ、自分がやるのに夢中であまり野球を見ていなかったから、そんなに覚えていなくて」
侍ジャパン必勝リレーの柱は、そう言って小さく笑った。
著者プロフィール
田尻耕太郎 (たじり・こうたろう)
1978年生まれ、熊本市出身。 法政大学で「スポーツ法政新聞」に所属。 卒業後に『月刊ホークス』の編集記者となり、2004年8月に独立。 九州・福岡を拠点に、ホークスを中心に取材活動を続け、雑誌媒体などに執筆している。
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