「おまえは受けなくてもいい」から始まった戸柱恭孝の捕手人生 「これだけ練習をやった」が自信につながった (4ページ目)
── 復帰するトレバー・バウアー投手、先発転向を目指す伊勢大夢投手、プロ4年目の小園健太投手、ドラフト1位の竹田祐投手ら、先発ローテーションは昨年以上に充実の様相を呈して楽しみですね。今季、戸柱さんは10年目の節目のシーズンになりますが、個人的な目標は何ですか。
戸柱 監督をはじめとした首脳陣が考える「一軍の戦力ピース」に必ずなること。また年齢的にも、チームでは上のほうになってきたので、「スタメンはできるぞ」「途中からでもマスクを被れるぞ」「最後の締めもできるぞ」というところを見せたいですね。いつでもどこでも、バッテリーを組める捕手がいればチームとしても心強いと思うので、そこを意識してプレーしていきたいですね。
戸柱恭孝(とばしら・やすたか)/1990年4月11日、鹿児島県出身。鹿屋中央高から駒沢大に進学し、卒業後はNTT西日本へ入社。 入社2年目の2014年に正捕手となると日本選手権8強入りに貢献。 15年のドラフトでDeNAから4位指名を受け入団。プロ1年目から開幕スタメンを果たすなど124試合に出場し、DeNA初のCS進出に貢献した。24年、シーズンでは46試合の出場にとどまったが、CSではケガで離脱した山本祐大、伊藤光に代わりスタメンマスクを被ると、MVPを獲得する活躍で阪神、巨人を破り日本シリーズ進出。ソフトバンクとの日本シリーズでも攻守に存在感を発揮し、26年ぶり日本一の立役者となった
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