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佐々木朗希がメジャーで活躍する可能性を清水直行が語る 結果を残すための課題は? (3ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo

――昨季まではマメで離脱することも度々ありましたが、その問題はどう見ていますか?

清水 5月や6月など湿度が高くなってくるとマメができやすいんです。アメリカは広いので地域にもよりますが、乾燥している地域であればあまりマメの心配はなくなるかもしれません。ただ一方で、ボールが滑るのであれば肩、肘の負担が増しますし、克服しなければいけない課題は新たに出てくると思います。

――メジャーに挑戦する佐々木投手にメッセージを送るとすれば?

清水 プロアスリートである以上、やはり結果で応えるしかない。入団当初から訴えてきた要望を球団がくみ取り、夢を後押しして送り出してくれるわけですしね。サポートしてくれている人たち、応援してくれているファンの期待に応えるのは、プロとして大事なこと。それだけは決して忘れず、歯を食いしばって腕を振ってほしいですね。

(後編:佐々木朗希のメジャー挑戦を受けて提言 ポスティングやFAのシステムは「見直しが必要」>>)

【プロフィール】
清水直行(しみず・なおゆき)

1975年11月24日に京都府京都市に生まれ、兵庫県西宮市で育つ。社会人・東芝府中から、1999年のドラフトで逆指名によりロッテに入団。長く先発ローテーションの中核として活躍した。日本代表としては2004年のアテネ五輪で銅メダルを獲得し、2006年の第1回WBC(ワールド・ベースボールクラシック)の優勝に貢献。2009年にトレードでDeNAに移籍し、2014年に現役を引退。通算成績は294試合登板105勝100敗。引退後はニュージーランドで野球連盟のGM補佐、ジュニア代表チームの監督を務めたほか、2019年には沖縄初のプロ球団「琉球ブルーオーシャンズ」の初代監督に就任した。

著者プロフィール

  • 浜田哲男

    浜田哲男 (はまだ・てつお)

    千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界でのマーケティングプランナー・ライター業を経て独立。『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ系メディアで企画・編集・執筆に携わる。『Sportiva(スポルティーバ)』で「野球人生を変えた名将の言動」を連載中。『カレーの世界史』(SBビジュアル新書)など幅広いジャンルでの編集協力も多数。

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