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大会連覇を目指す「侍ジャパン」 井端弘和監督初陣のプレミア12を楽しむための6つの見どころと注目選手 (3ページ目)

  • 中島大輔●文 text by Nakajima Daisuke

 宮崎合宿中、井端監督は五十幡への期待をこう話した。

「彼は仕掛けられるところが強み。まずは行ってほしいなと思います」

 もちろん、五十幡も自身の役割をわかっている。

「自分のアウトやセーフで流れが変わったり、試合の勝敗を分けるようなゲームも今シーズン、自チームで味わってきました。そういったものの大切さも自覚しています。(プレミア12では)プレッシャーはかかると思いますけど、かい潜っていけたらなと思います」

4.ピッチクロック対策は?

 今回のプレミア12では、ピッチクロックが採用される。走者なしの場合は20秒で、走者ありのケースではなし。日本の投手たちにとって慣れないルールだが、投げてみてどう感じたのか。

 11月10日のチェコ戦でも採用され、先発の早川はこう話した。

「ピッチクロックはそこまで気にせず(プレー)できました。そういう面ではサイン交換をもう少しスムーズにできればいいのかなと思います。サイン交換をしなくてもいいように、キャッチャーとのコミュニケーションをとっていけたらなと思います」

 一方、11月5日の広島との練習試合で体験した井上は、こう語った。

「全然気にならなかったですね。二軍の時からずっとピッチクロックをやっているので。早いテンポで投げられたなと思います」

 早いテンポと言えば、ひと際目立つのが北山亘基(日本ハム)だ。宮崎合宿中のライブBPでは投球間に10秒も要さないくらいの早さだった。

「変に考えて間延びしちゃうと悪くなるタイプなので。(サインを)決めたらすぐ動き始めるくらいのほうが余計なこと考えないので、かえっていいんじゃないかなと思っています」

 11月9日のチェコ戦では相手打者が間合いの早さを嫌がり、打席を外す場面もあった。プレミア12の球場ではピッチクロックが表示されるなか、早いテンポでストライクゾーンにどんどん投げ込む北山のスタイルが際立つはずだ。

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