【日本シリーズ予想】五十嵐亮太は「DeNAの勢いはソフトバンクには通用しない」 (2ページ目)

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva

── DeNAの勢いを持ってしても、なかなか難しいと?

五十嵐 DeNAにしてみれば、とくに巨人との試合は打ち勝ったというよりは、守り勝った。それがどう出るか......でしょうね。阪神とのファーストステージはしっかり得点できていましたけど、巨人とのファイナルステージはなかなか点を奪えなかった。つまり、いつもの自分たちとは違う形で勝ったということです。

── 自分たちのスタイルで勝つことが大事だと?

五十嵐 そうですね。ただ一方で、投手陣にとってはすごく自信になったんじゃないかと思うんです。ソフトバンク相手にどこまで抑えられるかわかりませんが、以前よりも自信を持って投げられるはず。それがうまくはまって、巨人の時のような展開になると面白いですよね。

── 肉離れで戦列を離れていた東克樹投手も復帰するかもしれません。

五十嵐 どこまで回復しているのがわかりませんが、彼が戻ってくるとチームにとってはすごく大きい。そこはプラスに捉えたいですよね。

【それぞれのキーマンは?】

── ソフトバンクとDeNAは2017年の日本シリーズでも対戦していて、その時は4勝1敗でホークスが勝利しました。今年の日本シリーズは何勝何敗でどちらが勝つと思いますか。

五十嵐 4勝1敗でソフトバンクが勝つと予想します。今シーズンのソフトバンクは投打とも戦力が充実していて、ほんとに強い。負けるイメージが湧きません。横浜スタジアムでの1、2戦で連勝すれば、4タテの可能性もある。CSでの戦いを見て、ソフトバンクの強さをあらためて感じました。

── そんなソフトバンクに、あえて不安があるとすればどこになりますか。

五十嵐 リリーフ、とくに抑えのロベルト・オスナのところですね。今季は一時期離脱するなど、状態は万全ではありません。24セーブを挙げていますが、ランナーを背負う場面も多く、いい時のピッチングにはほど遠い印象があります。DeNAとすれば、負けているにしてもできるだけ少ない点差で最終回を迎えたいところです。2点差くらいまでなら、DeNAの打線だと十分にチャンスはあります。逆にソフトバンクからすれば、できるだけ点差を開けたいところです。

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