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43歳ヤクルト石川雅規の目標は「山本昌さん超えの220勝」 体は小さくても「プロでもやれるんだぞって示せているかな」

  • 和田悟志●取材・文 text by Wada Satoshi
  • photo by Wada Satoshi

ヤクルト石川雅規投手 インタビュー後編

 ヤクルトスワローズ一筋のサウスポー、石川雅規投手は入団1年目から21年連続で白星を継続中。

 通算勝利数は183勝を重ね、200勝まであと17に迫っている。また、昨シーズンは史上28人目となる通算3000投球回をクリアした。

 今年43歳。身長167センチの小さな大投手の200勝への思い、そして、22年目のシーズンの目標を聞いた。

ヤクルト石川雅規投手。2月の沖縄・浦添キャンプにてヤクルト石川雅規投手。2月の沖縄・浦添キャンプにてこの記事に関連する写真を見る

●常に目指すはキャリアハイ

ーーこの3年間は登板数が15〜17試合に収まっています。石川投手からすれば、もっと投げられるという思いもある?

石川雅規(以下、同) こればっかりは、評価は周りがしますからね。僕らは、投げろと言われた試合で投げるしかありません。

 ここ数年は15試合ちょっとの登板数ですが、もちろんもっともっと投げたいという思いはありますし、常にキャリアハイ(13勝)を目指しています。

"投げれば勝つ"というピッチングを続けていたら、使いたいと思ってもらえると思うので、そういうピッチングをしていきたいと思いますね。

ーー石川投手の登板間隔はけっこうバラバラなので、ファンの立場からすると、登板日を予測しにくいです。

 投げたあとには、だいたい次の登板日が決まっていることが多いんです。この辺で投げてもらいたいから、ファームで調整してきてくれ、とか、ここに合わせてくれ、とか、言い渡されています。

 調子が悪ければ、もちろん2軍落ちもあり、次の登板日がわからない状況の時もあります。そういう時は、ファームで若手と競争して、何も文句を言われない成績で上に上がりたいっていう思いがあります。

 次の登板を言われるのと言われないのとでは大きな違いがありますね。

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