広澤克実が選ぶWBC侍ジャパンのスタメン。「5番以降にメジャー組が入る超重量打線もヌートバー選出には疑問」 (3ページ目)
そうであれば、セ・パの盗塁王である近本光司選手(阪神)や髙部瑛斗選手(ロッテ)、さらには塩見泰隆選手(ヤクルト)など、「1番・センター」の選手がいるのに、なぜヌートバー選手を選んだのだろうかと......。個人的には「やってみないとわからない」未知の選手でなくてもよかったのではと思ってしまいます。
私は、公開競技ではありましたが、1984年のロサンゼルス五輪に日本代表として参加、金メダルを獲得することができました。松永怜一監督(当時)の「遊びじゃないんだ!」という厳しい言葉は、今も忘れられません。「昭和の時代」と言われるかもしれませんが、昔も今も大切なのは"愛国心"です。ただ、国を背負うというプレッシャーに押し潰されないように、どうやって自分のパフォーマンスを出すのか、そこが大事です。
昨年のサッカーW杯カタール大会では、「三笘の1ミリ」など、日本人を感動させる多くの名場面がありました。そして野球の最大の魅力は「一発逆転」があることです。私が言わんとすることは、勝敗はもちろん、三笘選手のような劇的なシーンをたくさんつくって、ファンのみなさんを感動させてほしいということです。
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