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【プロ野球】首位ソフトバンクを西武、日本ハムは逆転できるか? 鶴岡慎也が挙げる終盤戦のキーマン3人

  • 水道博●文 text by Hiroshi Suido

鶴岡慎也が語るパ・リーグ上位争いの行方(後編)

 首位を走るソフトバンク、それを追う西武、日本ハム。ペナントレースはいよいよ勝負の終盤戦へ突入する。総合力で抜けるソフトバンク、強力な投手陣を擁する西武、12球団トップの本塁打数を誇る日本ハム──それぞれの強みと死角はどこにあるのか。鶴岡慎也氏に3チームの戦力を分析してもらい、キーマンを挙げてもらった。

ここまで9勝0敗とブレイク中のソフトバンク・前田悠伍 photo by Sankei Visualここまで9勝0敗とブレイク中のソフトバンク・前田悠伍 photo by Sankei Visualこの記事に関連する写真を見る

【ソフトバンクに勢いをもたらした新戦力の台頭】

── ソフトバンクは昨季MVPのリバン・モイネロ投手が調整遅れで前半戦の登板がありませんでした。それでも大津亮介投手、前田悠伍投手、松本晴投手たちの先発陣が奮闘しました。

鶴岡 昨季はモイネロ投手、有原航平投手、上沢直之投手、大関友久投手、大津投手がいました。モイネロ投手と有原投手が抜けたことで、大津投手の序列が上がりましたが、昨季からそれだけの力はありました。

── なかでも前田投手が一気に頭角を現しました。

鶴岡 前田投手はストレート、チェンジアップ、スライダーと、投げている球が本当にいいんです。テンポもコントロールも抜群。「そりゃ勝つよな」という感じの投手なので、それほど驚いていません。昨季もよかったのですが、先発投手がそろっていたので、なかなか投げる機会がなかっただけです。

── 小久保裕紀監督は前半戦を振り返り、「勝ちパターンの中継ぎを確立できた」とコメントしました。現役ドラフトで加入した上茶谷大河投手も中継ぎとして活躍しました。

鶴岡 ソフトバンクの強さは、7、8、9回を投げるリリーフ陣にあると思います。昨季は藤井皓哉投手、松本裕樹投手、杉山一樹投手がいました。今季は藤井投手がケガで離脱しましたが、そこに昨季不振だったロベルト・オスナ投手が入っています。オスナ投手は、すごかった時の状態に完全に戻っていますね。ストレートが150キロ台中盤、チェンジアップが140キロ台後半、カットボールも150キロ近く出ます。あのボールを終盤に投げられるのは、相手からすればかなり厳しいです。

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