村上宗隆と清宮幸太郎との間になぜ決定的な差が生まれたのか。広岡達朗は「選手は入った球団によって野球人生が決まる」【2022年人気記事】 (4ページ目)
あの落合博満や高橋慶彦も臆せず先人たちにアドバイスを求め、猛練習していたという。そして自らのバッティングを築き上げ、球界を代表する打者へと上り詰めていった。
村上と清宮──現時点でその差は歴然だが、今後、その差を縮めることは十分に可能である。いずれにしても、不動の4番としてチームを優勝に導くことが最低の条件となる。そのためにも清宮がどこまで野球と向き合い、覚悟を持って取り組めるかが重要になる。
(文中敬称略)
【著者プロフィール】松永多佳倫 (まつなが・たかりん)
1968 年生まれ、岐阜県大垣市出身。出版社勤務を経て 2009 年 8 月より沖縄在住。著書に『沖縄を変えた男 栽弘義−高校野球に捧げた生涯』(集英社文庫)をはじめ、『確執と信念』(扶桑社)、『善と悪 江夏豊のラストメッセージ』(ダ・ヴィンチBOOKS)など著作多数。
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