青柳晃洋、大島洋平、北山亘基...躍動するドラフト5位以下の選手たち。攝津正が語る「成り上がりの秘訣」

  • 水道博●文 text by Suido Hiroshi
  • photo by Koike Yoshihiro

■2009年ドラフト
大島洋平(中日5位)/2012年盗塁王、2019、20年最多安打
増井浩俊(日本ハム5位)/2012年最優秀中継ぎ

■2011年ドラフト
島内宏明(楽天6位)/2021年打点王

■2012年ドラフト
宮﨑敏郎(DeNA6位)/2017年首位打者

■2013年ドラフト
祖父江大輔(中日5位)/2020年最優秀中継ぎ

■2015年ドラフト
杉本裕太郎(オリックス10位)/2021年本塁打王
青柳晃洋(阪神5位)/2021年最多勝、最高勝率

■2016年ドラフト
佐野恵太(DeNA9位)/2020年首位打者

■2020年ドラフト
中野拓夢(阪神6位)/2021年盗塁王

 投手について、明らかな傾向は「最優秀中継ぎ」のタイトル獲得者が多いということだ。ドラフト上位の投手は「先発ローテーション」候補として期待するが、下位の投手は少ないチャンスをモノにし、そこで実績を積んで、チームにとって欠かせない存在へとなっていったのだろう。

 2007年の日本シリーズ第5戦(対日本ハム戦)に先発し、守護神・岩瀬仁紀とともに「継投完全試合」を達成した山井。だが、その後は成績が伸びず、2012年にリリーフで13ホールド、15セーブの実績を残したのち、先発に返り咲いて2013年にノーヒット・ノーラン、2014年に最多勝を獲得した。

 近藤は2008年に先発で10勝を挙げたが、2ケタ勝利はこの1度だけ。その後はリリーフとして、ヤクルト時代の2018年に最優秀中継ぎのタイトルを獲得するなど再ブレイクした。

 野手は、首位打者、本塁打王、打点王、盗塁王と、さまざまなタイプが存在する。野村監督は「突出した長打力、走力、強肩」と表現したが、言わんとすることは「プロ野球界では、ゼネラリストよりスペシャリストで生きていけ」ということなのである。ドラフト下位指名の選手はなおさらのようだ。

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