山本昌×岩瀬仁紀のセ・リーグ順位予想「中日の投手陣はトップ級。打線はDeNAがダントツ。巨人は...」
プロ野球2022開幕特集
山本昌×岩瀬仁紀 レジェンド対談(中編)
前編:今季の中日を語る>> 後編:パ・リーグ順位予想>>
中日ドラゴンズOBの山本昌氏と岩瀬仁紀氏による、鉄腕サウスポー対談。中編では、セ・リーグの順位予想と注目ポイントをお届けする。
── まずはセ・リーグ順位予想からお願いします。
【山本昌の2022年セ・リーグ予想順位】
①中日
②阪神
③ヤクルト
④巨人
⑤広島
⑥DeNA
【岩瀬仁紀の2022年セ・リーグ予想順位】
①ヤクルト
②中日
③阪神
④巨人
⑤DeNA
⑥広島
ヤクルトの連覇は?
── 山本さんは中日を1位に予想しています。
山本昌 今年のセ・リーグはどのチームが飛び出してもおかしくない、戦国時代。だから面白くなりそうです。なかでも期待値が一番強い中日を1位に挙げさせてもらいました。前編でもお伝えしたように、投手陣はセ・リーグトップ級でしょう。あとは打線が打てるかどうか。岩瀬はヤクルト?
岩瀬 ヤクルトは強いですよ。去年の日本シリーズでは、いかにも強いチームの勝ち方をしていました。ただ心配は、セットアッパーの清水昇に疲れが蓄積されているんじゃないかということ。
山本昌 打線はいいよね。若手、中堅、ベテランがかみ合って、外国人のホセ・オスナ、ドミンゴ・サンタナのふたりも機能した。塩見泰隆の成長も大きい。
岩瀬 先発投手陣も奥川恭伸、高橋奎二の若手が伸びているし、昨年の経験は強みになりますよ。
山本昌 阪神は抑えのロベルト・スアレス(パドレス)が残留していたら、優勝予想にしたかった。
岩瀬 そう、リリーフ陣は少し不安ですよね。セットアッパーの岩崎優にしても、万全の投球ができるかどうか。
山本昌 先発陣は豊富だから誰かを抑えに回すという考え方もあるけど、みんな技巧派タイプなんだよね。青柳晃洋、西勇輝、秋山拓巳、伊藤将司......。藤浪晋太郎を抑えに持っていくとなると、やっぱりコントロールがネックになってしまうかな。
岩瀬 抑えの投手だと、3ボールになった時にスタンドがザワザワするんです。あれは抑えにとって一番きついですよ。先発の時はそんなにざわつかないんですけどね。
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