ラミレスが交流戦でセ・リーグ勝ち越しの要因を分析。「もっとも三冠王に近い」と見た選手は? (4ページ目)

  • 長谷川晶一●取材・文 text by Hasegawa Shoichi
  • photo by Sankei Visual

――パ・リーグの打者で、印象に残った選手は?

ラミレス オリックスの吉田正尚、杉本裕太郎、ロッテの中村奨吾かな? 圧倒的に三振が少なく、コンスタントな打撃が持ち味の吉田は、交流戦期間中も安定して結果を残していた。杉本はセ・リーグファンにもいいアピールをしたし、中村も交流戦を通じてインパクトを残す活躍をしたと思います。

――昨年はコロナ禍で交流戦が行なわれませんでした。やっぱり、普段のペナントレースとは違う新鮮な戦いは面白いですね。コロナの陽性者が出て試合延期を余儀なくされた広島も、最後まで無事に完走しました。

ラミレス ファンとしても新鮮な対戦を見ることができて、とてもうれしかったと思います。選手たちにとってみれば、交流戦後はペナントレースの新たなスタート。交流戦で好調だったチームは、その勢いをどのようにキープするか。逆に不調だったチームは心機一転、立て直すことができるのか。そのあたりがこれからの楽しみですね。

(後編:交流戦後のリーグ展望)

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