2021.03.12

ヤクルト高津監督が弱体投手陣に喝!「もっと歯を食いしばってやってほしい」

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • photo by Koike Yoshihiro

 昨シーズン、ヤクルト打線のストロングポイントは、2番・青木宣親、3番・山田哲人、4番・村上宗隆が並ぶところにあったが、一方でそのあとに続く「5番打者」が固定できず、ウィークポイントとなっていた。はたして、今シーズンはどのような並びで得点力アップを狙うのか。また、不安が残る投手陣をどのように立て直すのか。キャンプ終盤に高津臣吾監督に話をうかがった。

監督就任2年目を迎えたヤクルト・高津臣吾氏監督就任2年目を迎えたヤクルト・高津臣吾氏 ── 今年も村上選手を中心とした打線になる感じでしょうか。

「そうですね、4番は村上です。その前については、2番に青木、3番には(山田)哲人が入る。今年もここが打線の中心だと考えています」

── 昨年、村上選手は4番としてフル出場を果たしました。

「本当によく打ってくれたし、たくさん打点も上げてくれました。でも、4番とエースはチームの勝ち負け、優勝するかどうかという部分に大きく関わってくるポジションだと思っているので、村上への要求はもっと高いところにあります。

 本当にチームの勝敗を握る選手として、哲人や青木のようにしっかりとグラウンドに立って、振る舞えるのか。そこがまだわからない部分なんです。21歳の彼にそこまで責任を背負わせるのは酷かもしれませんが、それくらいの選手だと思っています」

── キャンプでの村上選手の姿を見て、4番の貫禄が増しているように感じました。

「いえいえ、体が大きいだけです(笑)。でも、4番打者として体が大きいことは大事なこと。相手にすごいプレッシャーをかけることができると思っています」

── 昨年、村上選手は「不動の4番」でしたが、そのあとを打つ5番には10人の選手を起用するなど、最後まで固定することができませんでした。

「5番打者には結果はどうであれ、相手投手に4番(村上)と勝負させる存在となる役割を求めていたのですが......。去年、打線のなかで本当に迷ったポジションでした。結果として、チームの得点力不足に直結したのは間違いないですね。村上は四球をたくさん選べるようになり、出塁率も高かったので、哲人や青木を5番にすればもっと打っていたと思います。でも、僕としてはふたりを5番に置くことはしたくなかった」