2020.11.09

米記者が日本でNo.1と評価した投手は? 巨人・菅野智之かそれとも…

  • 澤良憲●取材・文 text by Sawa Yoshinori
  • photo by Kyodo News

 日本のプロ野球よりひと足早くシーズンを終えたメジャーリーグは、現在ストーブリーグの真っ最中。アメリカではFA市場の報道が活発化し、メジャー移籍の可能性がある日本人選手についての報道も出始めている。

今季、開幕13連勝を飾った巨人・菅野智之も高く評価されているが・・・ 大手紙『ニューヨーク・ポスト』は、「今オフ、巨人の菅野智之はポスティングを利用してメジャーに移籍する可能性がある」と報じた。同記事では、メジャースカウト評を基に「強力な先発の3番手になれる」と紹介し、「トロント・ブルージェイズ、サンフランシスコ・ジャイアンツ、シカゴ・ホワイトソックスの3チームが有力候補」と予想。一方で、同じくポスティングでのメジャー移籍の意向を持つ、有原航平(日本ハム)も紹介しているが、「先発ローテーションの後半を担う投手になるだろう」としている。

 メジャー移籍が取り沙汰される日本の選手は米メディアでも特集が組まれるが、プロ野球の全選手、特に投手の中でもっとも注目されているのは誰なのか。著者は米メディア関係者の証言からリアルな現地評を探った。

 日本の選手を紹介した記事で興味深かったのは、大手メディア『CBSスポーツ』の「日本プロ野球で注目すべき選手」という特集だ。同記事では、鈴木誠也(広島)、森友哉(西武)、山田哲人(ヤクルト)など10人を紹介している。

 著者は、同記事を執筆したR.J.アンダーソン記者に詳細を聞いた。まず、メジャー移籍のニュースが増えている菅野は、スカウト陣にどう評価されているのか。

「彼はスカウトが重要視するポイントである、速球の重さ、変化球の精度、制球力のすべてで高い数値を出しています。94マイル(約151キロ)前後のストレートに加え、スプリット、カーブ、スライダーなど多彩な変化球と、スピンレートが高いボールが持ち味。そして、なによりも日本での実績があります。これらの理由から、先発ローテーションの3番手を任せられると評価されています」