ベイスターズの贅沢すぎる悩み。外国人枠「5」で起用法はどうする? (4ページ目)

  • 石塚隆●文 text by Ishizuka Takashi
  • photo by Koike Yoshihiro

 ただ今季は、誰も経験をしたことのない異例のシーズンとなるわけだが、DeNAはどのように戦っていけばいいのか。

「初めてのことばかりで正直言って想像もつきません。ただ120試合に加え、連戦になるのであっという間にシーズンが進んでいくと思うんです。ですから、序盤の30試合が大事になってくる。いかにスタートダッシュできるか。DeNAは毎年のようにスタートでもたつくので、そのあたりはどうなのか。

 また、オリンピックが延期になったことで横浜スタジアムの使用が可能になりました。DeNAはホームでの勝率が高いので(昨季は43勝28敗1分)、有利に働くと思います。ただ例年と異なるのは、しばらくは無観客試合だということ。はたして選手たちはモチベーションを上げて戦うことができるのか」

 まったく先の見えないシーズンではあるが、これまで奇策と批判を浴びても意外性のある選手起用などで結果を出してきたラミレス監督である。外国人選手のチョイスも含め、一体なにが飛び出るのか楽しみでもある。

「ラミレス監督も5年目ですし、昨年2位ということを考えれば優勝しか見ていないはず。どんな戦いをしてくれるのか、お手並み拝見ですね」(野村氏)

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る