2020.06.18

西武は先発陣をどうするか。
甲子園優勝コンビと「第6の男」がカギ

  • 中島大輔●取材・文 text by Nakajima Daisuke
  • photo by Jiji Photo

 コロナ禍でようやく開幕を迎える2020年のプロ野球は、「前例のないシーズン」と言われている。果たして、当初の予定より3カ月遅れた影響はどう出るのか。

今季ブレイクが期待される高卒4年目の今井達也 ペナントレースが120試合に短縮されたなか、週に6試合と移動が続く過密日程をどのようにすれば勝ち抜けるのか。当初は「投高打低」になるのではと予想されたなか、開幕前の練習試合では「打高投低」の試合が多く、公式戦でもそうなるのか。ネット上では「ボールが飛びすぎるのでは?」という声も聞こえるが、本当だろうか……。

 前代未聞の事態のなかで迎える今季。実力伯仲のパ・リーグで3連覇を狙うのが西武だ。この偉業が成し遂げられれば、パ・リーグでは1992年から1994年にかけて同球団が達成して以来となる(西武は1990年から5連覇)。

 秋山翔吾(シンシナティ・レッズ)が抜けた「山賊打線」は、代わって1番に入る新外国人選手のコーリー・スパンジェンバーグが練習試合で打率5割(34打数17安打)を残して全選手のトップに立つなど、今季もリーグ随一の破壊力を誇る。

 長らくの課題とされてきたブルペン陣は、150km/h超の速球を投げ下ろすリード・ギャレットと、昨季ドラフトで獲得した社会人出身の宮川哲と浜屋将太を加えて厚みを増した。首脳陣がうまくやり繰りできれば、勝ちゲームを逃げ切る展開を多くつくれるだろう。