2020.04.03

今永昇太が山﨑康晃に懇願する
「これだけはやめてほしいこと」

  • 石田雄太●文 text by Ishida Yuta
  • 細野晋司●写真 photo by Hosono Shinji

対談前編はこちらから>>

山﨑康晃×今永昇太 対談(後編)

 昨年、侍ジャパンの一員としてプレミア12で世界一を達成したDeNAの山﨑康晃と今永昇太。当然、来年開催予定のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)、東京五輪への期待も高まる。ふたりにとって侍ジャパンで戦う意義とは。また、国際大会で勝つために必要なものとは何なのだろうか。

昨年のプレミア12で侍ジャパンのメンバーとして世界一に貢献した山﨑康晃(写真左)と今永昇太── 山﨑さんが新人最多の37セーブを挙げて新人王に輝いた翌年、今永さんがベイスターズへドラフト1位で入ってきます。

山﨑 おっ、一緒のチームになるのか、と思いましたし、入団会見で”ゲッツ”してるあたり(この年からベイスターズは”ゲッツ”が持ちネタだったアレックス・ラミレスが新監督に)、こんなにおもしろいヤツが入ってくるのか、と思いましたね。

今永 (苦笑)。

山﨑 ルーキーの時は昇太もけっこう律義でね。ピシッと挨拶してくれたんで、あれっと思っていたんですけど(笑)、2年目はベールが剥がれて、本当の昇太が現れました。

今永 いや、ゲッツしてる僕は偽物の僕なんで(笑)。こうやってマジメに話しているほうがオリジナルの僕です。

── ではこちらもマジメな質問を(笑)。おふたり、ピッチャーとして進化するためには何が必要だとお考えですか。

山﨑 よりよくなっていきたいという気持ちは強いですね。自分の技術を槍のように磨いて、何かあった時には突き刺せる、そんな選手でありたいと思っています。

今永 僕は、変わることの怖さはなくなってきました。以前は何につけてもどっちつかずで、中途半端だったんですけど、それがプレーヤーとしてダメだということがわかったんです。もちろんいずれは変化していきたいし、進化もしていきたいんですけど、それよりも、今、持っているものをより強く太く、自分のものにして、いつでも操れるようになってから進化を目指しても遅くないんじゃないかなと思っています。