2019.09.06

ロッテ・藤原恭大が見つめる自分。
「木製バットで試行錯誤している」

  • 寺崎江月●取材・文 text by Terasaki Egetsu
  • photo by Kyodo News

 昨夏の甲子園で、史上初となる2度目の春夏連覇を達成した大阪桐蔭。その「4番・センター」としてチームをけん引した藤原恭大は、同年のドラフト会議で3球団から1位指名を受けた末にロッテに入団し、今季は開幕1軍デビューを飾ったが……6試合で打率.105と苦しみ、現在は2軍でトレーニングに励んでいる。

 9月4日現在、2軍では77試合に出場して打率.227、本塁打4本、15盗塁と、一歩ずつ成長を続ける藤原に、現在の課題や1軍復帰への思いなどを聞いた。

開幕1軍でプレーした経験を生かし、現在は2軍でトレーニングを積む藤原──今年の夏の甲子園は、大阪桐蔭のライバル校である履正社が優勝しましたね。今大会の試合は見ていましたか?

「全試合ではないですが、ところどころ見ていました。履正社は打撃が注目されることが多いですけど、投手陣もそれに引けを取らない活躍をしたと思います」

──昨夏、藤原選手などの活躍で大阪桐蔭が快挙を達成してから1年が過ぎました。ロッテでのプロ1年目のシーズンも間もなく終わりを迎えますが、ここまでを自己分析してもらえますか?

「プロ入りからここまで、本当に時間が経つのが早かったです。打撃については、思うように結果が出ていません。正直、高校時代はホームランが簡単に打てたというか、少し擦った当たりでもスタンドインできたのですが……。木製バットへの対応が難しく、試行錯誤が続きそうですね。

 守備に関しては、打球に対しての反応が少しずつよくなってきましたが、正面をつくライナー性の当たりをエラーしてしまうことがあるので、そこを克服したいです。また、走塁については、相手投手と捕手の特徴や配球を見極めながらリードの歩幅を調整し、確実に決めることを心掛けています」

──2軍の監督、コーチなどと重点的に取り組んでいることはありますか?

「体作りです。体を大きくして、シーズン143試合を戦い抜くことができる体力をつけること。僕はケガをしやすいので、耐久力を強化することも意識しています。具体的には、ウェイトトレーニングや体幹トレーニングに時間を費やすことが多いですね」