2018.09.25

パ・リーグ6球団のいま本当にほしい
ドラフト候補は、この選手たちだ

  • 安倍昌彦●文 text by Abe Masahiko
  • 大友良行●写真 photo by Ohtomo Yoshiyuki

 ドラフトまで残り1カ月となり、日増しに注目度も高まっている。言うまでもなく、ドラフトの成果はチーム躍進の大部分を占めており、そのためにも現状のチーム事情を理解する必要がある。そこで12球団を見渡し、現時点のチーム構成、戦力を冷静に分析。その上で、今年のドラフトで獲るべき選手を挙げたいと思う。まずはパ・リーグから。

※各球団のチーム成績や個人成績は9月24日時点

チーム事情から見たドラフト戦略~パ・リーグ編

即戦力との呼び声が高い東洋大のエース・上茶谷大河●東北楽天ゴールデンイーグルス

 昨年の3位から、今季はシーズン途中に梨田昌孝監督の辞任もあって、最下位に甘んじている。

 防御率リーグトップの岸孝之の奮投はあったが、昨シーズン15勝の則本昂大と守護神・松井裕樹に本来の迫力がなく、打線もペゲーロの不振、アマダーが禁止薬物使用で出場停止、茂木栄五郎も故障が続くなど、”主力”の低調が響いた。

 そんななか、2年目の田中和基が打率.27018本塁打、21盗塁とリードオフマンに定着。また5年目の内田靖人がサードの定位置を獲る勢いを見せるなど、若手野手が育ちつつあるのは希望の光。

 そうなると、やはり補強ポイントは投手だ。それもローテーションの軸となる先発がほしいところ。

 そこで名前が挙がるのが、松本航(日体大/右投右打)と上茶谷大河(かみちゃたに・たいが/東洋大/右投右打)のふたり。ともに1年目から10勝前後を期待できる高い実戦力を持つ本格派だ。

 それとも故障がちの茂木に不安があるなら、遊撃手として根尾昂(ねお・あきら/大阪桐蔭/右投左打)を1位で指名して、齋藤友貴哉(ホンダ/右投左打)、清水昇(国学院大/右投左打)の両右腕か、富山凌雅(トヨタ自動車/左投左打)の左腕を即戦力候補として狙いにいく手もあるだろう。

 また”地元枠”として、必殺スクリューを武器とする快速左腕・高橋優貴(八戸学院大)の獲得も視野に入れたいところだ。