大混戦セ・リーグCS争いの行方は。目利きの評論家3人が大予想 (3ページ目)

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

門倉健氏(元中日、横浜など)

 とりあえずヤクルトは抜けたかなという感じはします。CS争いをしているほかのチームと比べて、打線に破壊力がありますし、得点力がある。投手陣は不安定ですが、しっかり打線でカバーできています。2位になれるかどうかはわかりませんが、少なくとも3位までには入れると思います。

 あと1枠にどのチームが入ってくるのかですが、私は巨人、阪神、DeNAの戦いになると思っています。中日も広島に勝ち越すなど、力はあると思うのですが、戦力的にやや落ちるかなと。

 巨人は菅野智之がカギになると思います。阪神、DeNAと比べて、残り試合が少ないですから、巨人としては少しでも勝ち数を増やしておきたい。なので、菅野が投げる試合は絶対に落とせません。あと何試合に先発できるかわかりませんが、菅野で負けるようだと相当厳しい状況になるでしょうね。

 巨人を2ゲーム差で追う阪神ですが、まだ25試合残っています。巨人よりも10試合多く、逆転のチャンスは大いに残っています。ただ、阪神にとって気になるのが連戦です。とくに阪神は糸井嘉男、福留孝介といったベテランがチームの中軸を担っており、連戦になった時にいつもどおりのプレーができるのかどうか。投手陣はある程度計算できますので、打線がどれだけ得点できるかがカギになるでしょう。そういう意味でも、糸井、福留の出来がチームの成績に大きく左右すると思います。

 DeNAについては、正直、この順位なのが驚きです。昨年の日本シリーズの戦いを見れば、Aクラスはもちろん、優勝も狙えるだけの戦力だと思っていました。昨年2ケタ勝利を挙げたウィーランド、今永昇太、濱口遥大の3人がそれぞれ4勝、3勝、3勝と絶不調。これだけ計算が狂ったにも関わらず、まだCS争いしているのは、ある意味ラッキーだと思います。

 そのDeNAですが、ここからの戦いを考えたときに重要になってくるのは得点力だと思います。昨年のように打順を固定できていませんが、選手の状態を見ながら得点力のある打線が組めるのか、ラミレス監督の手腕が問われます。

 おそらく10月になっても、まだCS進出への戦いは続いていると思います。そのなかで、どれだけ自分たちの戦いができるのか。そこに尽きると思います。

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