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松坂vs松井稼ほか、セ・パ交流戦で
見逃せない「注目の5番勝負!」 (4ページ目)

  • キビタキビオ●文 text by Kibita Kibio
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

今シーズン、開幕スタメンを果たし大ブレイク中の巨人・岡本和真今シーズン、開幕スタメンを果たし大ブレイク中の巨人・岡本和真岡本和真(巨人)×田嶋大樹(オリックス)

 今シーズン大ブレイクを果たし、押しも押されもせぬ巨人の主軸打者へと成長した岡本和真。その岡本との再戦を心待ちにしているのが、オリックスのドラフト1位ルーキー・田嶋大樹だろう。

 2014年のセンバツで智弁学園(奈良)の主砲として1回戦で2本塁打を放つなど、評判通りの打棒を見せつけた岡本と、佐野日大(栃木)のエースとして初戦の鎮西(熊本)戦で12奪三振の快投を演じた田嶋との対戦が2回戦で実現。大会屈指の好カードとして注目を集めた。

 田嶋はストレートとスライダーを軸に、岡本からも2連続三振を奪うなど、序盤から圧巻のピッチングを披露。しかし、佐野日大の2点リードで迎えた8回表、やや疲れが見え始めてきた田嶋に、岡本の安打など5連打を浴びせ同点に追いつく。

 試合は延長に入り迎えた10回裏、佐野日大はマウンドに上がった岡本を攻め立て、無死満塁と絶好のチャンスをつくる。ここで岡本が2者連続三振を奪うも、最後はレフト前に弾かれ、佐野日大がサヨナラ勝ちを収めた。

 試合後、田嶋は「雰囲気があって怖かった」とコメントしたように、試合には勝利したものの岡本のすごさをあらためて実感したという。

 もし2人の対決が実現すれば、そのときのセンバツ以来となる。ともにプロとして今後はどんな勝負を見せてくれるのか、楽しみでならない。

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