鈴木尚広が占うセ・リーグCS。メッセ対DeNA打線で流れが決まる (4ページ目)
それに4番を打っていた鈴木誠也がケガで離脱しても、松山竜平がきっちり穴を埋めるなど、選手層も厚い。攻撃陣に関しては、隙が見当たりません。
その広島に不安があるとすれば、2014年の巨人のように一気に押し切られる場合です。ファイナルステージ初戦の先発が予想されている薮田和樹ですが、今季15勝を挙げたとはいえ、それほど経験がある投手ではない。おそらく初戦は相当なプレッシャーがかかると思います。そのなかでシーズン通りのピッチングができるのかどうか。
個人的な意見を言わせてもらえば、敗れたとしてもメッタ打ちさえ食らわなければいいと思っています。とにかく、相手打線を乗せないピッチングさえできれば十分だと思っています。
広島としてみれば、2戦目までにひとつ勝つこと。そうすれば、自ずと勝機は見えてくるでしょう。
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