「小久保さんを世界一の監督にしたい」。
松田宣浩がWBCを語る (4ページ目)

──　ただ、チームをまとめるというのは簡単ではないと思います。

「本当に難しいです。当然、結果も出さないといけないですし......ただ、それだけじゃなく、チームのためのすべきことはいっぱいあります。いかにチームのために野球ができるか。それはグラウンドだけじゃなく、ベンチや普段の行動でも示していければと思います」

──　今回のメンバーのうち、普段のチームでサードを守っているのは松田選手だけです。

「ホークスでもそうですけど、日本代表でもサードのポジションは譲りたくないです。打って、守って、走って、元気を出す。僕はこの４つをキーワードに掲げてプレーしています。これを高い意識でやり遂げることができれば、サードというポジションを守り抜ける自信はあります。ひとつでも欠けていたら代表に選ばれていないでしょうし......この４年間、またWBCの舞台に立ちたいと思ってやってきました」

──　今回のチームはどんな印象ですか。

「これまでと同じく、若手とベテランがうまく融合したチームだと思います。特に今回は才能ある若手が多いので、彼らの力を最大限発揮できるように、そうした雰囲気をつくっていきたいですね。試合を重ねていけばもっとまとまりも出てくると思いますし、うまくはまればすごい力になるはずです。これはピッチャーも野手も関係ない。チーム全体を盛り上げていきたいですね」