「小久保さんを世界一の監督にしたい」。松田宣浩がWBCを語る

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • photo by Getty Images

 あと1週間で第4回WBCが開幕する。前大会は準決勝に進出するもプエルトリコに敗れ、3連覇の夢は潰(つい)えた。その悔しさを知るひとりが松田宣浩だ。今や日本代表の常連となった松田が"世界一奪還"への思いを語った。

第3回WBCは21打数7安打、1本塁打、5打点と活躍した松田宣浩第3回WBCは21打数7安打、1本塁打、5打点と活躍した松田宣浩── いよいよ第4回WBCが開幕します。

「4年間、ここを目標にやってきましたので身の引き締まる思いです。前回のWBCでは悔しい思いをしましたから、なんとかもう一度、世界一を目指して戦いたいと思います」

── 前回の第3回WBCは、準決勝でプエルトリコに敗れました。

「今でもゲームセットの瞬間ははっきり覚えています。『3連覇の目標が途切れてしまった』と。悔しい気持ちと申し訳ない気持ちで......現実を受け入れなきゃいけないという虚しさがありましたね」

── その第3回大会で松田選手は全試合に出場し、21打数7安打、1本塁打、5打点の成績を残しました。

「打率も3割を超えましたし、ホームランも打てたので、成績に関しては納得しています。なにより、5打点を挙げられたことが自分にとっては嬉しかったですね。国際大会というのは、数少ないチャンスをいかにものにできるかが勝敗を分けます。1点にこだわる野球をしていかないといけないなかで、そうした結果を残せたことは自信になりました。ただ、チームが勝たないと意味がありません」

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