解説者・森本稀哲がビックリ「オコエ選手は......すごい！」 (4ページ目)
最後に、帝京高校、日本ハムでの後輩である杉谷拳士についても聞いてみた。森本はいたずらっ子のようにニヤリと笑って「興味はないです」と冗談めかした後、こう続けた。
「プロ１年目から見ていますけど、すごく成長していますよね。１年目なんか、杉谷選手と中島（卓也）選手は『２～３年でクビかな？』と思っていましたから。でも、２人はよく練習していたし、気づいたら中島選手なんか今や侍ジャパンでしょう。杉谷選手は外野の守備がうまいし、内野もできる。あとはバッティングだけ。去年は３割近い打率を残しても、レギュラーになれなかったということは、もっと打たないといけないということです。そういえば、なんか『今年はセカンドでレギュラーを獲る』とかマイクパフォーマンスをしていましたけど、杉谷選手からは『マイクパフォーマンスじゃないですよ！』と怒られました（笑）。でも、セカンドには田中賢介選手がいる。僕は彼も応援しているんですけど、結局プロはそういう選手を追い抜いていかなければいけない世界なんです」
森本は今季、日本ハム戦を中心に解説者として活動していく予定だという。気がつくと、解説者として語っているときは、すべての選手に対して「選手」と呼称をつけていた。これは森本のこだわりだという。
「僕は彼らを解説させてもらう立場なので。選手たちのことをちゃんと話せるように、しっかりやりたいと思っています。ただ、『選手』と呼ぶのはあくまで仕事上のことであって、プライベートで会っているときは、ボロクソに言うこともありますからね（笑）」
（終わり）
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