2016.01.19

【12球団分析・西武編】韓国球界ナンバーワン左腕の実力はいかに!?

  • 石井祥一●文 text by Ishii Shoichi
  • photo by Getty Images

プロ野球12球団、2016年の戦力分析(5)

 2014年の5位から巻き返しを図った昨シーズンも4位。2年連続Bクラスに沈む西武の反撃への切り札は、韓国・ネクセンヒーローズから引き抜いた左腕、アンディ・バンヘッケンだ。

2011年に開催されたパンアメリカン大会で米国代表に選ばれたアンディ・バンヘッケン

 アメリカ・ミシガン州出身の36歳は、打高投低の韓国プロ野球で4年連続2ケタ勝利を挙げた実績の持ち主。特に一昨年は20勝を挙げて最多勝のタイトルを獲得するなど、韓国での4年間で通算58勝(32敗)をマーク。韓国球界ナンバーワン左腕といっていい。

 通算防御率は3.54と平凡だが、同国リーグの平均防御率は4点台後半。極端な打高投低であることを考えれば、バンヘッケンの優秀さが際立つ。193センチの長身から放たれるストレートは140キロ台前半がほとんどで被打率は低くないが、奪三振率8.04、四死球率2.99と安定しており、試合を作れる実戦向きの投手といえる。

 西武が外国人選手を獲得するとき、他球団との競り合いになった場合はマネーゲームを嫌って早めに撤退することがほとんどだったが、このバンヘッケンに関しては国内他球団と堂々の争奪戦を展開。結果、年棒122万ドル(約1億4400万円)に加えて、ネクセンに30万ドル(約3500万円)の移籍金が支払われるなど、大金を動かした。