2015.12.08

石井一久氏に問う。「ヤクルトがソフトバンクを打ち負かす方法」

  • 島村誠也●取材・文text by Shimamura Seiya  山本雷太●写真 photo by Yamamoto Raita

石井一久氏インタビュー(後編)

 石井一久氏は、現役時代にセ・リーグではヤクルト、パ・リーグでは西武の主力投手としてリーグ優勝に大きく貢献した(※)。そこでインタビューの後編では、石井氏から見た「広がり続けるセ・リーグとパ・リーグの実力差」について聞いてみた。
※92、93、95、97、01年ヤクルトで優勝、2008年西武で優勝を経験

前編はこちら>>

石井一久氏は『すぽると!』ほか、テレビ 番組のレギュラーも多数

――今年も交流戦ではパ・リーグが61勝44敗3分と大きく勝ち越しました。交流戦が導入されてから11シーズンが経過しましたが、セ・リーグが勝ち越したのは、2009年の1度しかありません。

「僕の全盛期はどっちのリーグでも通用したので、実力差は感じなかったですね(笑)。こういう話は、もう少し実力が及ばない人に聞いたほうがわかる(笑)。ただ、傍から見れば、やはり打者も投手もパ・リーグのほうが、レベルが高く見えますよね」

――セ・リーグの選手やコーチからは「セと比べるとパには150キロを投げる投手がゴロゴロいる」という声を何度か聞きました。

「そうですね。パの投手はスピードもそうですし、パワーや変化球の切れも上回っていると思います。そして、投手の質が高いと対戦する打者の質も上がってくる相乗効果もある。何よりも、パ・リーグは打者も投手も積極的なアプローチをしますよね。セ・リーグのように、相手をかわすようなピッチングがほとんどありません」