山本昌×山﨑武司「いつか強いドラゴンズを復活させたい」
山本昌×山﨑武司 対談(3)
ドラゴンズ一筋32年の山本昌と、18年間ドラゴンズでプレーした山﨑武司。それだけにドラゴンズへの愛情は深い。現在、チームは3年連続Bクラスに低迷しているが、それでもふたりの"ドラゴンズ愛"は変わらない。ドラゴンズの過去、現在、未来について、たっぷり語り合った。
かつて主砲とエースとしてドラゴンズを支えた山﨑武司(左)と山本昌
―― さて、最後のお題はおふたりの愛する"中日ドラゴンズ"です。
山﨑武司(以下、山﨑) うん。オレはさ、なんだかんだで、山本さんが羨ましい。
山本昌(以下、山本) なんで?
山﨑 オレは一度外に出たからね。ドラゴンズ一筋で32年間、生え抜きでいられるっていうことが、本当に羨ましかった。
山本 まぁ、僕らふたりは、特にドラゴンズへの思いは強いよね。
山﨑 強くても、僕みたいに球団の外に出てしまうとね。だけどその分、山本さんがずっと持っていてくれたからね。時代とともに変わっていくドラゴンズの中でも、山本さんだけは昔からの僕らが知っているドラゴンズの看板をずっと背負い続けてくれた。そのこともあったから頑張ってほしいとも思っていましたよ。
山本 うん。
山﨑 特に山本さんはドラゴンズ投手陣でナンバーワンをとった人だからね。ところが野手は、ナンバーワンの座には常に立浪和義という存在がいたからね。だから僕はナンバー2、3になってしまう。いや、別に仲が悪いわけじゃないですよ。
山本 うん。大丈夫(笑)。
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