DeNA筒香嘉智がドミニカ武者修行で追い求める「野球の原点」
国際大会『プレミア12』で8試合すべてに出場し、26打数10安打(打率.385)の活躍を見せ、準々決勝のプエルトリコ戦以降は負傷の中村剛也(西武)に代わり日本代表の4番に座った筒香嘉智(DeNA)。その筒香が休む間もなく、11月29日にカリブ海に浮かぶ野球大国・ドミニカ共和国へ旅立つ。
プレミア12で打率.385の好成績を残した筒香嘉智
これぞまさに武者修行。筒香は同国で開催されているウインターリーグに参加し、飽くなき自己探求の道を歩む。
ドミニカのウインターリーグといえば、中日が若手選手を派遣するなど、日本では育成の場として知られてはいるが、筒香のようなトップクラスの選手が挑むのは異例のケースとなる。
筒香はここ数年、オフになるとアメリカの西海岸へ渡り本場メジャーリーガーたちが出入りするジムで自主トレしていたのだが、ウインターリーグはメジャーリーガーが調整を兼ねて出場したり、あるいはメジャーを目指す活きのいい選手たちが自分をアピールしたりする場で、筒香としてはアメリカとはまた違うラテンの野球を経験することで、さらに成長したいといった狙いもあるようだ。
じつは昨年も筒香はドミニカへ渡り、ウインターリーグにエントリーしているチームの練習に参加している。試合にこそ出場しなかったが、その時の経験が、今回の決断につながったと言ってもいいだろう。
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