2015.10.13

ヤクルト優位は動かず。巨人逆転の秘策は「攻撃的継投策」

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

セ・リーグCSファイナルステージ展望

 セ・リーグのクライマックス・シリーズ(CS)ファーストステージは、巨人が阪神を2勝1敗で下しファイナルステージに進出。10月14日から神宮球場でセ・リーグの覇者・ヤクルトと対戦することになった。ファイナルステージはどんな戦いが繰り広げられるのか。解説者たちに聞いてみた。

リーグ1位のチーム打率を誇るヤクルト打線を抑えるのは並大抵のことではない

「ファイナルステージは、リーグ屈指の破壊力を持つヤクルト打線と、リーグ1の安定感を誇る巨人投手陣の戦いになると思います」

 そう語ったのは、現役時代に中日、阪神などでプレーし、第2回、第3回WBCで日本代表の投手コーチを務めた与田剛氏だ。巨人投手陣がどれだけヤクルト打線を抑えられるかがポイントになるという。

「ファーストステージで菅野智之が打たれ、不安を残しました。それに第1戦で先発したマイコラスは好投しましたが、絶好調の時に比べ、ボールのキレはいまひとつのように映りました。この状態でヤクルト打線に対戦した時、はたしてしっかり抑えられるのか、不安が残ります。打撃戦になればヤクルトが圧倒的に有利ですので、巨人としては投手陣が踏ん張るしかありません」

 同じく「ヤクルト有利」と語るのは、ヤクルト、阪神などでプレーした経験を持つ野口寿浩氏だ。

「全試合、神宮球場でできるというだけで、ヤクルト有利だと思います。巨人は今シーズン、ヤクルトに対して13勝12敗ですが、神宮球場では3勝8敗と大きく負け越しています。投手陣も神宮球場では防御率4.56と打ち込まれています。特に菅野は、ヤクルト戦0勝4敗(神宮で3敗)とまったく勝てていません。本人もヤクルトに対して苦手意識があるはずです」