新装ヤフオクドームは何番目に狭い球場になったのか?
ひと駅コラム「それ、気になってました」 (20)
福岡ソフトバンクホークスの本拠地・ヤフオクドームに、今季から新たに「ホームランテラス」と呼ばれるラッキーゾーンが設置された。
これまでのヤフオクドームは両翼100メートル、中堅122メートル、左中間・右中間118メートルと12球団の本拠地で最大の大きさを誇り、さらに外野フェンスの高さが5.84メートルもあることから、最もホームランの出にくい球場として知られていた。それが「ホームランテラス」ができたことで様相は一変、ど派手なアーチ合戦が繰り広げられる可能性があるというのだ。改装前と改装後のヤフオクドームのデータは次の通り。
ヤフオクドーム改装前→(改装後)
両翼/100メートル→(100メートル)
中堅/122メートル→(122メートル)
左中間/118メートル→(112メートル)
右中間/118メートル→(112メートル)
フェンス/5.84メートル→(4.2メートル)
実は、このヤフオクドームに最も近いのが東京ドームなのである。
東京ドーム
両翼/100メートル
中堅/122メートル
左右中間/110メートル
フェンスの高さ/4.24
その結果、日本一大きいと言われていた球場は格段に狭くなり、数字上、横浜スタジアム、神宮球場、東京ドームに次ぎ4番目に狭い球場となった。最もホームランの出にくい球場から出やすい球場へ――はたして今年、ソフトバンク打線は何本のホームランをヤフオクドームで放つのだろうか。ホームランの価値が下がらないか、ちょっと心配だが......。