2014.05.04

新外国人査定。優勝に貢献する「本物の5人」とは?

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • 横山雅樹●写真 photo by Yokoyama Masaki

 プロ野球が開幕してから1カ月が経ち、各チームの戦力も徐々にわかってきた。そんな中、チームの成績に大きな影響をもたらすのが新外国人選手の働きだ。そこで今季から日本にやって来た外国人選手の本当の評価を7人の解説者に訊いた。

5月3日現在、セ・リーグ打点王の阪神・ゴメス(写真右)。

◎山崎武司(元中日、オリックス、楽天)

「日本の野球にうまく対応できているなと思うのが、阪神のマウロ・ゴメス(打率.325、5本塁打、34打点)です。無駄な動きが少なく、目線がぶれないからしっかりミートできる。オープン戦で見た時は、もっと強引に引っ張るタイプかと思っていましたが、コースに逆らわないバッティングをしてきます。ホームランは多く期待できないですが、率はしっかり残すタイプだと思います。開幕前は来日が遅れたりして心配されましたが、今のバッティングを続けているうちは大丈夫でしょうね。選球眼も悪くないですし、ボール球を振らされてフォームを崩すことはない。かなり期待できると思いますよ」

◎飯田哲也(元ヤクルトコーチ)

「開幕前は楽天のケビン・ユーキリスに期待していたのですが、まだ日本の投手の攻め方に戸惑っている感じがします(打率.215、1本塁打、11打点)。今はケガで戦線離脱中ですが、体調も万全ではなかったのでしょう。本来の調子からほど遠いできのように見えました。その一方で、開幕から好調を維持しているのが、阪神のゴメスです。来日当初はホームランを期待されていたと思うのですが、タイプ的には中距離打者です。スイングがコンパクトでミートがうまい。センターを中心に打ち返してきます。ただ、芯を食えば一発もありますし、投手にとっては嫌なバッターだと思いますよ。不安があるとすれば、これからはもっと厳しくインコースを攻められると思うんです。その時に、今のフォームを崩されないかどうかですね。それがクリアできれば、このまま打ち続けるでしょう」