2013.06.04

なぜ巨人はパ・リーグの球場でホームランが打てないのか?

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva

楽天戦で2試合連続連続先頭打者本塁打を放った長野久義だが、なかなか打率は上がってこない。 巨人が交流戦に入り苦しんでいる。昨日行なわれた西武戦に勝利して、わずか1日でセ・リーグの首位を奪回したが、交流戦の成績は6勝9敗1分の8位(6月3日現在)。その戦いぶりに開幕7連勝を飾った4月の勢いはない。

 なかでも深刻なのは攻撃陣。交流戦16試合中11試合が3点以下と自慢の打線が沈黙。打線を組み替えるなどテコ入れは行っているが、大きな成果は出ていない。

 ちなみに交流戦前は38試合で44本塁打(1試合平均1.16本)を放っていた巨人打線だが、交流戦ではここまで16試合で11本塁打(同0.69本)。さらに、パ・リーグ主催の球場に限れば8試合で4本塁打(同0.5本)と落ち込み、代名詞でもある一発が鳴りを潜めている。

 では、その原因はどこにあるのか? 以前、原辰徳監督はパ・リーグ投手陣の攻めについてこのように述べていた。

「パ・リーグの投手は普段から広い球場を使っているせいもあるのか、大胆な攻めをしてくる。特に、インコースを怖がらずにどんどん突いてくる。その思い切りのよさに、打者が戸惑っている部分がある」

 かつて巨人に在籍していた星孝典の見方はこうだ。

「東京ドームでは右打者も左打者も関係なく、角度が上がれば入っちゃいます。ただ、西武ドームではちゃんと捉えないとスタンドインしません。そうは言っても、一発の打てる打者が揃っているので警戒しないといけない。とにかく攻めのピッチングをしないと。長打を警戒して、かわすようなピッチングではダメ。僕らからすれば、普段とやることは変わらないですけどね」