【プロ野球】いよいよ交流戦。今年こそセ・リーグの巻き返しはあるか?
5月15日現在、防御率、勝利数でセ・リーグトップの杉内俊哉「交流戦はパ・リーグのもの」
ファンの中にはいつの間にかそんなイメージが定着してしまっている。過去7回、優勝したのはすべてパ・リーグのチームだ。ここ2年は優勝チームだけでなく、全体的にパのチームがセのチームの成績を上回っている。一昨年は上位6位まですべてパが独占し、昨年も上位3チームをパ・リーグが占めた。今年もまたパ・リーグ優位の傾向はつづくのだろうか。
「さすがにそれはないんじゃないかな。もし、今年もパ・リーグ優位の傾向がつづくようなら、セ・リーグは本当に力が劣っていると烙印を押されても仕方がない。今年はセ・リーグもやってくれるでしょう」
そういうのは評論家の山田久志氏だ。なぜ、今年はセの巻き返しが見られそうなのか。
「投手力ですよ。パ・リーグからはダルビッシュ有をはじめ、和田毅、岩隈久志など、エースがごっそり抜けた。それに楽天の田中将大や西武の涌井秀章も故障や不調で先発から外れている。一方、セ・リーグには杉内俊哉やホールトンのようにパ・リーグから移籍した戦力が加わった。そのプラスマイナスを考えると、セ・リーグが巻き返さないとおかしい」
ちなみに、上記投手の昨年交流戦での成績は以下の通り。
ダルビッシュ有 5試合 4勝1敗 防御率0.21
和田毅 5試合 4勝0敗 防御率2.54
杉内俊哉 5試合 3勝0敗 防御率1.95
ホールトン 5試合 3勝2敗 防御率2.20
岩隈久志 1試合 0勝0敗 防御率0.00
田中将大 5試合 4勝1敗 防御率0.68
涌井秀章 5試合 3勝2敗 防御率2.09
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