【今日は何の日?】ランディ・バースが生まれる
レギュラーシーズンと日本シリーズの両方でMVPを獲得した1985年のバース 【1954年3月13日】
『阪神史上最強の助っ人』がオクラホマで誕生
エルヴィス・プレスリーが全米デビューした1954年、オクラホマ州南西部にある小都市ロートンで、ランディ・バースは誕生した。ロートン高からオクラホマ大学を経て、1972年ドラフト7順目でミネソタ・ツインズに入団。5年後にメジャーデビューするもののレギュラーに定着できず、数球団を渡り歩いた後、1983年に29歳で来日した。
阪神タイガースに入団したバースは、来日3年目の1985年に大ブレイク。打率.350・54本塁打・134打点で三冠王に輝き、阪神の21年ぶりのリーグ優勝、初の日本一に大きく貢献した。さらに翌年も2年連続で三冠王。『阪神史上最強の助っ人』と讃えられた。
しかし1988年、水頭症を患(わずら)った長男の治療のために一時帰国すると、早々に復帰を求める球団と対立し、シーズン途中で解雇。バースはそのまま現役生活にピリオドを打った。帰国後は牧場を経営しながら政治にも興味を示し、故郷のロートン市議選に出馬して当選。さらに2004年、オクラホマ州議会の上院議選も当選し、58歳となった現在も、地元オクラホマで政治家として精力的に活動している。