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【MLB】村上宗隆には「100点をつけてもいい」と武田一浩が評価する理由 打率は2割そこそこでも貢献度大 (2ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Tetsuo Hamada

【打率が下がっている理由】

――ただ、ここ最近は調子を落としている印象です。

武田 見ている限り、ケガ(5月末に右太もも裏を肉離れ)をする前のほうがよかったように感じます。昨年の今永昇太(シカゴ・カブス)もそうだったのですが、足を故障すると尾を引くというか、調子を取り戻すまでにけっこう時間がかかることもあるので。やっぱり、力が入る部分ですからね。仕方がないといえばそうなのですが、次の故障につながらなければ問題ないと思います。

 打率が前半戦よりよくないので、そこはどうなんだろうという感じはしますが、本人やチームがそこを望んでいなければいいんじゃないかと。やっぱり求められているのは、ホームランでしょうからね。

――強振していくスタイルを変える必要はない?

武田 当てにいってしまったら、彼の魅力がなくなりますからね。それと、今のホワイトソックスに必要なのはホームランなどで点を取ることですし、そのほうが大事なんじゃないかと思います。

 当てにいって凡打を打っていると、状態がもっと悪くなってしまうと思いますから、やはり振っていったほうがいいですよ。あれだけ振られるとピッチャーも嫌です。当てにくるバッターはそんなに怖くないですが、振るバッターはいつか当たる可能性があるので、ピッチャーとしては投げづらくなるんです。

――相手にも研究されてきているでしょうか。

武田 400打席以上立っていますし、相手チームにもある程度データが蓄積されています。それに基づいてミーティングをしているでしょう。日本でもそうなのですが、データが揃ってくるとバッターは一時的に打てなくなるので。そういうものを上回っていかないといけません。

 まぁでも、途中離脱がなければ、現時点で40本くらい打っていた可能性もあったと思います。ケガは調子がいい時にしてしまうものですが、ケガがなければシーズンを通して40本を期待できるバッターということはアピールできたでしょう。チームにそれだけホームランを打てるバッターがいると、周りの選手も打ち始めたりしていい影響を及ぼすことがあります。実際に、村上が離脱している時も、勢いに乗ったほかの選手たちが活躍してチームは勝っていましたからね。

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