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【MLB】村上宗隆への信頼は長期離脱しても揺るがず 若手野手たちと一緒にホワイトソックスをポストシーズンへ導く (2ページ目)

  • 杉浦大介●取材・文 text by Daisuke Sugiura

【復帰戦での大歓声に「力になりました」】

 しかし――。時は流れ、今では不振の時期があっても、シカゴのファンは村上を信じ、温かく見守っている印象がある。メジャー1年目ながら、すでにフィールド上で実力を十分にアピールしてきたからだ。

 7月28日時点の「Statcast」のデータで、三振率32.4%、空振り率42.8%はいずれもリーグワーストのレベルであり、その点に関しては予想どおり。しかし一方で、ボール球にはほとんど手を出さない。四球率18.1%は、フアン・ソトやニック・カーツと並びメジャー最高水準にある。

 何より、パワーはメジャーで通用してお釣りがきた。今シーズンのここまでの数字を見ても、バレル率、ハードヒット率、打球速度、スイングスピードと、いずれもメジャー屈指のスラッガーたちと肩を並べている。

 開幕から順調に本塁打を放っていた村上にとって、5月29日のデトロイト・タイガース戦で右太もも裏を肉離れして負傷者リスト(IL)入りしたことが最大の試練となった。

 症状の程度は三段階中のグレード2で長期離脱を余儀なくされ、1カ月半近くを休むことになった。ただ、それだけ休んでも愛称"ムーニー"への期待度は変わらず、7月10日の復帰戦では大歓声で迎えられた。村上は実績を残すことで、シカゴで、メジャーリーグで存在を認められたのだ。

「うれしかったです。戻ってきた時に、あのような声援をいただけたのは力になりましたし、これからはケガなくシーズンを通して頑張りたいです」

 村上は感激した様子でそう述べたが、すべて自分で勝ち取ったものなのだから胸を張っていいだろう。

 今やメジャー有数の注目選手となった村上は、オールスターゲームでも引っ張りだこだった。ホームランダービーをはじめ、オールスター本戦の合間には数々のインタビューのリクエストで大忙し。フィラデルフィアで行なわれた"夢の球宴"への出場は1年目のハイライトになりそうだが、今シーズンの村上とホワイトソックスには、さらに大きな舞台が近づいている。

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