「40億円の大谷翔平、32億円のダルビッシュは何位?」WBCに出場するスタープレーヤー高額年俸ランキング (3ページ目)

  • 宇根夏樹●取材・文 text by Une Natsuki
  • photo by Getty Images

【5位】3000万ドル(約40億7000万円)
大谷翔平
<日本代表/ロサンゼルス・エンゼルス/28歳/先発投手・DH>

 2022年10月、ポストシーズン進出を果たせず今季終了となったエンゼルスは、大谷翔平と来季3000万ドル(約40億7000万円)の1年契約を発表した。前年度の年俸は550万ドル(約7億4000万円)。大谷サイドは年俸調停の申請権を持っていたが、史上最高の上昇額で調停を回避した。

 6年前のWBCも、右足首が万全であれば出場するはずだった。今年のシーズンが終わるまでにエンゼルスと延長契約を交わさなければ、オフのFA市場に出る。争奪戦は必至。史上初となる総額5億ドル(約679億円)以上の契約を手にしても、まったく不思議ではない。


【3位タイ】3200万ドル(約43億4000万円)
フランシスコ・リンドーア
<プエルトリコ代表/ニューヨーク・メッツ/29歳/遊撃手>

 前回のWBCでは、プエルトリコ代表が擁する遊撃手トリオの中心に位置した。いつもと同じように遊撃を守り、カルロス・コレイア(ミネソタ・ツインズ)とハビア・バイエズ(デトロイト・タイガース)のふたりは、両横の三塁と二塁に位置した。

 今回も「ミスター・スマイル」の遊撃は不動。コレイアは欠場し、バイエズは二塁か三塁を守るはずだ。走攻守のバランスが優れ、スイッチヒッターなので投手の左右も気にならない。昨年スタートした10年3億4100万ドル(約463億円)の延長契約は遊撃手の総額歴代トップだ。


【3位タイ】3200万ドル(約43億4000万円)
ミゲル・カブレラ
<ベネズエラ代表/デトロイト・タイガース/39歳/一塁手>

 今年は8年2億4800万ドル(約337億円)の最終年。契約満了とともにユニフォームを脱ぐ予定だ。

 殿堂入りに疑いの余地はなく、3000安打と500本塁打と600二塁打に加え、2012年には現時点で最後の三冠王となっている。2年続けてMVPを受賞した選手も、2012〜2013年のカブレラが最後だ。

 近年は衰えが目につくが、ラストイヤーの幕開けとなるWBCで存在感を示すかもしれない。過去4度とも出場し、どの大会でもホームランを打っている。

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