「40億円の大谷翔平、32億円のダルビッシュは何位?」WBCに出場するスタープレーヤー高額年俸ランキング (2ページ目)

  • 宇根夏樹●取材・文 text by Une Natsuki
  • photo by Getty Images

【8位】2600万ドル(約35億3000万円)
ホセ・アルトゥーベ
<ベネズエラ代表/ヒューストン・アストロズ/32歳/二塁手>

 2014〜2017年に首位打者3度と盗塁王2度を獲得し、2018年の開幕前に7年1億6350万ドル(約222億円)の延長契約を得た。

 身長は170cm未満だが、パワーもある。2019年と2021年はホームランを31本ずつ打ち、昨年も28本塁打を記録した。昨年の打率と出塁率は.300と.387。18盗塁を決め、失敗は1度しかなかった。ただ、前回のWBCは打率.259。7安打とも単打だった。

 ちなみに、故障でアメリカ代表から外れたブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)も年俸は同額。こちらは13年3億3000万ドル(約448億円)の5年目だ。


【7位】2700万ドル(約36億6000万円)
フレディ・フリーマン
<カナダ代表/ロサンゼルス・ドジャース/33歳/一塁手>

 前回に続き、今回もカナダ代表として出場する。両親はカナダで生まれ、カリフォルニアで生まれ育った自身も二重国籍を持つ。

 選手としては、パワーとアベレージを両立できるラインドライブ・ヒッターだ。6年1億6200万ドル(約220億円)でドジャースに入団した昨年は、199安打、47二塁打、出塁率.407のいずれもリーグ1位。ホームランは21本ながら、シーズン30本以上は3度を数える。

 長男のチャーリー君は大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)のファンだ。もっとも、2年前の球宴では、フェルナンド・タティス・ジュニア(サンディエゴ・パドレス)に会えて大喜びしていた。


【6位】2727万2727ドル(約37億円)
トレイ・ターナー
<アメリカ代表/フィラデルフィア・フィリーズ/29歳/遊撃手>

 今オフのFA市場に出て、総額3億ドル以上の契約を手にした選手は9年3億6000万ドル(約489億円)のアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)とターナーのふたりしかいない。11年3億ドル(約407億円)でフィリーズに入団した。

 守備と走塁、どちらも動きは滑らかでスピーディ。過去4年の計106盗塁は誰よりも多く、成功率も86.2%と高い。また、打席から一塁に到達するまでも速い。

 ただ、パワーレスではなく、過去2年はそれぞれ28本塁打と21本塁打を記録した。アメリカ代表のロースター構成からすると、WBCでは主に二塁を守る可能性もある。

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