メジャーの将来のスーパースターがズラリ。
日米野球で見逃せない5人 (2ページ目)
メジャー初スタメンとなった試合で、最初の打席の初球を叩き、逆方向にホームラン。その後も打ちまくり、打率.292、22本塁打、70打点の成績を残しました。10代でこれだけの数字を残したことが話題となり、地元紙は「史上最高のティーンエージャー・ヒッター」と報じました。
ソトの魅力は、長打力だけでなく、広角に打てる打撃センスにあります。マイナーではプレーした全カテゴリーで常に3割を超す打率を残してきました。さらに、選球眼がよく四球数も多い。非常に完成度の高い選手で、近い将来、首位打者争いをするのは間違いないと思います。
投手に目を移すと、今回はバリバリのローテーション投手というよりはリリーフとして活躍している選手が多い。そのなかで注目しているのが、コリン・マキュー(ヒューストン・アストロズ)。
もともとは先発投手で、2014年から3年連続で2ケタ勝利を挙げるなど、チームを代表するローテーション投手のひとりでした。近年はヒジの故障などで苦しんでいましたが、今年からリリーフに転向し、再び輝きを取り戻しました。
今シーズンは58試合に登板し、防御率1.99。大きく曲がるカーブが特長の選手で、バッターからしてみれば非常に厄介な投手だと思います。
150キロ以上のストレートを投げるのですが、緩急の使い方がうまく、コントロールも悪くない。打者を圧倒するピッチングをするタイプではないのですが、打ち取る術を知っている投手。彼のようなピッチャーが日本に来て、先発としてやれば面白いと思うんですが......。間違いなく2ケタは勝てます。
キャッチャーは、ヤディエル・モリーナ(セントルイス・カージナルス)が日本では有名かもしれませんが、彼も36歳となり、全盛期に比べると"強肩"も少し衰えている印象が拭えません。その彼に代わり注目を集めているのがJ.T.リアルミュート(マイアミ・マーリンズ)です。
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