2018.10.03

ア・リーグプレーオフは激戦か。
台風の目は強力救援陣のアスレチックス

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • photo by Getty Images

小島圭市が占うMLBポストシーズン~ア・リーグ編

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 昨年ワールドシリーズを制したヒューストン・アストロズ。今季108勝をマークしたボストン・レッドソックス。強力先発陣で中地区を制したクリーブランド・インディアンス。シーズン268本塁打のメジャー記録を更新したニューヨーク・ヤンキース。メジャー屈指の強力ブルペンを擁するオークランド・アスレチックス。

今年のア・リーグのポストシーズンはこれまでにないほど熾烈な戦いになりそうだ。果たして、ここを勝ち抜き、ワールドシリーズに進むのは? かつてロサンゼルス・ドジャースのスカウトとして活躍され、現在はアリゾナ・ダイヤモンドバックスの顧問である小島圭市氏に占ってもらった。

今シーズン、20勝をマークしたインディアンスのコリー・クルーバー 昨年のワールドチャンピオンのアストロズは、ここにきてチーム力が一気に上がってきた印象があります。9月中旬まではそれほど調子はよくなかったのですが、ケガをしていた主力が戻ってくると同時に歯車がかみ合い出し、昨年のような強さを感じます。

 昨年のプレーオフでも活躍したジョージ・スプリンガー、ホセ・アルトゥーベ、カルロス・コレア、アレックス・ブレグマンなど、層の厚い打線は今年も健在です。ただ、今シーズンはケガで離脱した選手が多く、昨年ほどの破壊力は感じませんでした。とはいえ、実績も経験もある選手が多く、ポストシーズンになるとそれまでとは違うバッティングをしてくるのではないかと思っています。

 そしてアストロズといえば、強力投手陣です。今シーズン16勝をマークしたジャスティン・バーランダー、15勝のゲリット・コールとチャーリー・モートン、12勝のダラス・カイケルと先発陣は磐石。リリーフ陣もシーズン途中にロベルト・オスーナを獲得し、厚みが増しました。

 なかでもバーランダーの実力は突出しています。今シーズン、後半戦はやや打ち込まれるシーンがありましたが、ポストシーズンになると一気にギアを上げてくるのがバーランダーです。スピード、変化球のキレ、コントロールとどれも一級品ですが、なによりメンタルがすごい。チームに勢いを与えられるピッチングができる投手です。相手チームにしてみたら、バーランダーを打ち崩すのは至難の業だと思います。