気が早いけど...WBCで日本に
立ちはだかる北中南米の凄腕メジャー選手 (3ページ目)
プールD
プエルトリコ
前回大会、準決勝で日本を下してファイナリストとなったプエルトリコは、22歳のカルロス・コレイア(アストロズ)、24歳のハビエル・バエス(カブス)ら、若手メンバーを主軸に据えて頂点を目指す。
コレイアは2015年のア・リーグ新人王で、デビューから2年連続で20本以上の本塁打を放っている。また、昨シーズンのチャンピオンチームで頭角を現したバエスは、ワールドシリーズ6試合で打率.318、5打点の活躍を見せるなど、大舞台での強さがある。ふたりは共に高い身体能力の持ち主で、打撃だけでなく華麗な守備でもファンを魅了する。
他にも、2シーズン連続で打率3割に到達した23歳のフランシスコ・リンド―(インディアンズ)らが名を連ねるが、一方でチームの精神的支柱となるようなベテラン勢も配された。カージナルズのヤディアー・モリーナ(34歳)とアストロズのカルロス・ベルトラン(39歳)がリーダーの役割を担う。
「キャッチャー王国」プエルトリコが生んだエリート捕手のモリーナは、「MLB史上、最強の捕手のひとり」とも評され、特に二塁への送球の速さは大金を払ってでも球場に見に行く価値がある。ベテランスイッチヒッターのベルトラン(アストロズ)は、「新ミスター・オクトーバー」のニックネーム通り、プレーオフのここ一番というところで勝負強さを発揮する。スイッチヒッターながら、通算421本塁打のパワーはいまだ衰えていない。ベテランが若手をうまくけん引できれば、優勝の可能性はグンと増すだろう。
3 / 4