メジャーで絶好調、マエケンに襲いかかる
5人の要注意バッター
メジャーデビューを果たしたロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手が好投を続けています。初めてマウンドに立った4月6日のサンディエゴ・パドレス戦、次に登板した4月12日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦では、ともに6イニングをヒット5本に抑えて無失点。日本人選手最長となるメジャーデビュー12イニング連続ゼロ封をマークしました。
すばらしいピッチングを続けるロサンゼルス・ドジャースの前田健太 ただ今後も、続々とメジャーの猛者たちが前田投手の前に立ちふさがってくるでしょう。そこで今回は、錚々たるメジャーリーガーのなかから、特に前田投手が注意すべきバッターを紹介します。
まず、最初に挙げたいのは、サンフランシスコ・ジャイアンツのバスター・ポージーです。ジャイアンツは同じナ・リーグ西地区において「ドジャース最大のライバル」であり、伝統の一戦はいつも大きな注目を集めます。地区優勝を果たすためには、避けて通れない相手でしょう。
そのジャイアンツの看板スターが、3番に君臨するポージーです。攻守ともに突出したキャッチャーとして脚光を浴び、2010年にナ・リーグ新人王を獲得。すでに3度も(2010年・2012年・2014年)ワールドチャンピオンに輝き、2012年には首位打者(打率.336)とナ・リーグMVPを受賞しました。
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著者プロフィール
福島良一 (ふくしま・よしかず)
1956年生まれ。千葉県出身。高校2年で渡米して以来、毎年現地でメジャーリーグを観戦し、中央大学卒業後、フリーのスポーツライターに。これまで日刊スポーツ、共同通信社などへの執筆や、NHKのメジャーリーグ中継の解説などで活躍。主な著書に『大リーグ物語』(講談社)、『大リーグ雑学ノート』(ダイヤモンド社)など。■ツイッター(twitter.com/YoshFukushima)