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イチローにA・ロッド、K・ロッドも。
大記録に挑むメジャーリーガーたち (3ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu  photo by AFLO

 次に紹介するのは、昨シーズン5年ぶりに40本塁打の大台を突破したアルバート・プホルス(ロサンゼルス・エンゼルス)です。現在560本塁打で、あと40本で史上9人目の通算600本塁打となります。

 プホルスといえば2001年シーズン、イチロー選手と同じ年にメジャーデビュー。イチロー選手が通算3000本安打に挑むと同時に、プホルスは通算600号に挑戦します。16年間、両者が積み重ねてきた歴史に感慨深いものを感じます。

 そしてもうひとりのバッターは、ミゲル・カブレラ(デトロイト・タイガース)です。2012年、カール・ヤストレムスキー以来45年ぶりとなる三冠王に輝いたカブレラは、今年メジャー14年目の32歳。大ベテランという年齢ではありませんが、通算500二塁打まであと8本となっています。

 昨年5月に通算400本塁打を放っており、「400本塁打&500二塁打」を達成すれば、現役では5人目。A・ロッド、プホルス、デビッド・オルティス(ボストン・レッドソックス)、ベルトレに次ぐ快挙となります。カブレラが「400・500クラブ」の仲間入りを果たせるか、こちらも注目でしょう。

 一方、ピッチャーも大記録に挑む選手がいます。まずは先発ピッチャーのふたりCC・サバシア(ニューヨーク・ヤンキース)とバートロ・コローン(ニューヨーク・メッツ)が通算3000投球回数にあとわずかとなりました。サバシアは11イニング3分の1、コローンは19イニング3分の1。この大台突破も、賞賛すべき大記録だと思います。

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