【MLB】バッターが豊作。2015年の若手有望株ベスト10! (4ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu  photo by Getty Images

第5位
コーリー・シーガー(ロサンゼルス・ドジャース/20歳/遊撃手/右投左打)

 現在シアトル・マリナーズに所属するカイル・シーガーの弟としてアマチュア時代から有名だったコーリー・シーガーは、2012年のドラフト1巡目全体18番目でドジャースに入団しました。兄と同じ左打ちで、タイプとしてはラインドライブヒッター(中距離ヒッター)です。

 弟のコーリーは周囲の期待に応え、マイナーで早々に結果を残しました。2014年はシングルAとダブルAで通算打率.349を残し、さらにマイナー全体トップの二塁打50本をマークしたのです。身長195センチと恵まれた体格をしているので、将来は兄と同じく三塁へのコンバートが予想されています。兄弟揃ってメジャーで活躍する日も近いのではないでしょうか。

第4位
カルロス・コレア(ヒューストン・アストロズ/20歳/遊撃手/右投右打)

 コレアは2012年ドラフトでアストロズから全体1位指名を受けた、身長193センチの大型ショートストップです。プエルトリコ出身選手のドラフト全体1位は史上初の出来事だったので、当時アメリカで大きな話題となりました。

 昨年6月、シングルAでプレイしていたコレアは、右足を骨折するアクシデントに見舞われました。その結果、残りシーズンを棒に振ることになったのです。しかしながら、今年の春季キャンプでは体調万全で参加。エリート遊撃手の再起に期待は高まっています。

 遊撃手としては珍しく、アベレージとパワーを兼ね備えているので、メジャーに定着すれば打率3割・ホームラン25本~30本をマークする選手になるのではないでしょうか。早ければ今シーズン、正遊撃手のジェド・ラウリーを押しのけてレギュラーになるかもしれません。いつメジャーデビューしても不思議ではない即戦力の20歳です。

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