【夏の甲子園2026】大谷翔平の母校・花巻東が「オール岩手」から大転換 県外出身者、海外からの留学生が続々入部 (3ページ目)
【おとなしいと感じたことはない】
それでは、岩手県外から花巻東へやってきた選手たちは、どんな感想を抱いているのだろうか。とくに文化の違いがありそうな、近畿地区出身者に聞いてみた。
大阪府出身の本多皓晶(てるあき/2年)は、北摂シニア時代にジャイアンツカップでベスト4という実績がある。関係者を通じて花巻東との縁が生まれ、岩手へとやってきた。
「花巻東は野球だけじゃなく、人間性を重視すると聞いて魅力に感じました。社会で輝ける人間になるために、いい環境だと思いました」
一般的に「東北人はおとなしい」と見られがちだが、本多は花巻東の選手に対して「おとなしい」と感じたことはないそうだ。
「練習中から赤間さん(史弥/3年/岩手県出身)がチームに対して強く求める声を出しているのを聞いて、迫力を感じました」
むしろ岩手県出身者から影響を受け、自然とイントネーションが岩手なまりになることもあるそうだ。岩手の魅力について聞くと、本多はこう答えた。
「自然が豊かなところだと思います。県外出身だからといって嫌な思いをしたこともないです。花巻東に入らなければ縁のなかった土地かもしれませんが、すごくいい環境で学ばせてもらっています」
ややおっとりした性格の本多は、「地元にいた時から『関西人っぽくない』と言われていました」と笑う。一方、2年生の控え選手ながら、高校通算14本塁打をマークしている川本健人は、佐々木洋監督から「関西弁が強い」と苦笑される選手である。
川本は兵庫県出身で、アメリカ人の父をもつ。幼少期は英語も話せたが、「今は忘れてしまいました」。そこで、帰国子女の宇野から英語を教わっているという。
「一緒にウエイトトレーニングをする時に、洋楽を流して聴いています。(宇野)太陽も洋楽好きで、話が合うんです」
【標準語を使えたほうがいい】
また、川本は英語とともに「標準語」の習得にも勤しんでいるという。
「高校を卒業したあとに大学に行ったり、就職したりすると、標準語が使えたほうがいいと監督さんからアドバイスをもらいました。本多と比べると、自分はまだ関西弁が出ちゃうんですけど。でも、岩手で過ごした影響なのか、『言葉が柔らかくなった』と言われますね」
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