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【高校野球】エースになれなくてもプロ一本 日米通算170勝右腕が将来性を大絶賛した創価・髙橋将大に「大化けの予感」 (2ページ目)

  • 高木遊●文 text by Yu Takagi

【トレーニングと食事で体重10キロ増】

 髙橋は静岡県富士宮市の出身。中学時代は静岡蒲原リトルシニアでプレーし、静岡県選抜にも選出された。進学先にはさまざまな選択肢があったが、創価高校野球部OBであるふたりの兄の存在や、充実した練習環境に魅力を感じ、進学を決断した。

 そして、入学と同時に岩隈氏がアドバイザーに就任した。「日米で活躍された方が身近にいるなんて、ほかの高校ではなかなかできない経験だと思います。最初は緊張しましたが、聞きたいことを何でも質問できますし、一つひとつ丁寧に答えてくださいます。とくに投球時のバランスやリリースのタイミングについて、よくアドバイスをいただいています」と、感謝の思いを口にする。

 また、入学当時は体重77キロほどと細身だったが、恵まれた施設でのトレーニングに加え、食事面も見直した。

「たくさん食べるようにしました。夕食では、白米だけでも800グラム以上食べています」

 その成果もあり、10キロ以上の増量に成功した。

 岩隈アドバイザーも「最初の印象は『細いなあ』でした。でも、体がしっかりできてきましたね。もともと柔らかさはありましたが、体幹が強くなって、体の芯ができてきたように感じます」と成長を評価する。

 だが、最後までエースナンバーをつかむことはできなかった。

 岩隈アドバイザーは髙橋の課題について、次のように語る。

「安定感ですね。とくに指導者から見て『安心して任せられる』という安定感が必要です」

 それでも「本人も課題を理解したうえでもがき、答えを探しながら頑張っています。その時間は必ずプラスになると思います」と、前向きに評価した。

 さらに、「結果だけを追い求めるのではなく、自分らしいカラーを磨き、目指す技術を身につけてくれたら楽しみですね」と、その大きな飛躍に期待を寄せている。

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