センバツ応援ポスターは「奇跡の1枚を撮ろうって」 イメージキャラクターの近藤結良「何回もやり直しました」
センバツ応援イメージキャラクター・近藤結良 インタビュー
全国に球春の訪れを告げる春の甲子園、センバツ高校野球。96回目を数える今大会は1924年の初開催以来、100年を迎える。さらに、舞台の阪神甲子園球場は今年8月に開場100周年だ。
そんな節目の年の大会で「センバツ応援イメージキャラクター」を務めるのは、16歳の現役高校生モデルの近藤結良さん。
3月18日の開幕へ向け、東京都内で記者発表が行なわれ、近藤さんが登壇して「センバツ応援ポスター」をお披露目。
質疑応答では大役の抜てきについて、「最初は驚いたけど完成したポスターを見てうれしさがこみ上げてきました。ポスターは"青春"という感じ。(運動部の)マネージャーに憧れていたので、ポスターでそんな雰囲気を味わえて幸せです」と語った。
甲子園球児たち同様、大会が待ちきれない近藤さんにインタビュー。今の心境を聞いた。
「センバツ応援イメージキャラクター」に抜てきされた16歳の近藤結良さんこの記事に関連する写真を見る
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【野球部のマネージャーに憧れ】
ーー記者発表は、ものすごいカメラマンの数でしたね。
近藤結良(以下同) 雑誌の撮影ではカメラマンさんはひとりしかいないので、待っている時から超ドキドキで......。センバツの注目度ってすごいんですね!
ーーポスターの撮影はいかがでしたか?
ポスターに採用されたカットは、実際に走りながらうしろを振り返るという動作をしたんですけど、これがなかなかうまいことができず。"奇跡の1枚"を撮ろうって何回もやり直しました。完成した写真は、ちゃんと笑顔になれていてよかったです。
ーー他にはどんなカットを撮影しましたか?
撮影で初めて野球のグラウンドに下りたんですけど、視界が開いていてすごく気持ちがよかった。野球選手はみんなこんな光景を見ながら試合してるんですね。
2024年の「センバツ応援ポスター」 画像提供/毎日新聞社この記事に関連する写真を見る
ーー昨年に引き続き、イメージキャラクターのスラックススタイルが印象的でした。
ジェンダーレスについて考えた、時代に合った制服ですね。私は制服がずっとスカートだったので、スラックスは動きやすいしあったかくて新鮮でした。白のカーディガンもさわやかでとても気に入っています。
ーー記者発表では「マネージャーに憧れていた」とのコメントがありましたが、具体的には何部?
それこそ野球部ですね。汗かいて頑張っている部員のみんなにタオルやお水を持っていったり、マネージャーみんなでお守りをつくったり、そういうことに憧れてました。
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著者プロフィール
武松佑季 (たけまつ・ゆうき)
雑誌ライター。1985年、神奈川県秦野市生まれ。編集プロダクションを経てフリーランスに。インタビュー記事を中心に各メディアに寄稿。東京ヤクルトファン。サウナー見習い。