山本昌がドラフト上位候補の投手13人を最終チェック。「こんな選手いたのか」と驚いたのは? (2ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki,Kikuchi Takahiro

今夏の東東京大会で152キロをマークした関東一高の市川祐今夏の東東京大会で152キロをマークした関東一高の市川祐この記事に関連する写真を見る市川祐(関東一高/182センチ・80キロ/右投右打)

 今夏の東東京大会で152キロをマークして話題になったそうですね。剛腕タイプではなく、ホームベースに向かって真っすぐラインが取れていてコントロールもいい投手です。彼のすばらしい点は、リリース時に手首がしっかりと立つところ。腕が遅れて出てくる少し変則的なテイクバックですが、最後に手首が立つのでボールに強いスピンがかけられる。さらにチェンジアップのような縦変化の球種をコントロールできる利点もあります。あとは肩関節がもう少し回る余地があるので、うまく使えるようになるとさらにいいボールが投げられるはずです。

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